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障害者支援施設の未来と地域移行、「あるべき姿」とは?

2025/10/02情報発信

令和7年9月16日、厚生労働省にて「障害者の地域生活支援も踏まえた障害者支援施設の在り方に係る検討会」が開催されました。

この記事では、障害者支援施設がこれから担うべき役割や、地域社会と共生するための具体的な方向性について、わかりやすく解説します。

 

 

1.施設は「通過点」へ

障害者支援施設は、これまで主に夜間の「施設入所」と、昼間の「生活介護」を提供する場所として、多くの利用者を支えてきました。特に、重度の障害や高齢化、医療的ケアが必要な方々への支援に力を入れています。

しかし、国は「障害のある方が、地域で自分らしく暮らすこと」を重視しており、施設もこの考えに沿って役割を見直す必要に迫られています。

国際的な動きも後押しとなり、今回の議論で、施設は地域で暮らすための準備をする『通過点』であるべきという考えが共有されました。

 

地域移行の現状と課題

現在、全国には2,500以上の障害者支援施設があり、約12万人の方が利用しています。

国は「令和8年までに、入所者の6%以上が地域生活へ移行する」という目標を掲げていますが、現状ではなかなか目標を達成できていません。

その背景には、以下のような課題があります。

  • 地域に受け皿となるグループホームなどが不足している
  • 施設で暮らす方の高齢化や重度化が進んでいる
  • 施設と地域の支援機関との連携が不十分である

特に、「地域に暮らす場所が少ない」「関係機関との連携が不十分」という理由から、地域移行への取り組みが進んでいない施設が4割近くにのぼることが、今回の調査で明らかになりました。

 

 

2. 障害者支援施設に求められる4つの役割

 

この課題を乗り越えるため、検討会では施設が今後強化すべき役割として、以下の4つを挙げました。

① ご本人の「こうしたい」を尊重する

「どこで、誰と、どのように暮らしたいか」というご本人の意思を何よりも大切にすること。様々な体験を通じて、自分らしい生き方を見つけ、自己実現を支えることが求められます。

また、支援はあくまでご本人の意思を尊重するものであり、一方的に「これが良い」と決めるようなやり方は避けるべきだとされました。

② 地域移行を積極的に支援する

施設は、地域へスムーズに移行できるよう、具体的な支援を行います。

例えば、グループホームの見学に行ったり、地域のイベントに参加したりする機会を増やし、地域生活への意欲を高める取り組みを推進します。

③ 地域のセーフティネットになる

施設は、地域生活の「最後の砦」としての役割も期待されています。

  • 地域での生活が難しくなった方の一時的な受け入れ(ショートステイなど)。
  • 災害時に、専門的なケアが必要な方を含む地域の障害者を受け入れる「福祉避難所」としての役割。
  • 施設が持つ専門知識や経験を活かし、地域の事業所へアドバイスを行うなど、地域全体の支援の質の向上に貢献すること。

④ 専門的な支援とより良い生活環境の提供

施設には、特に手厚い支援が必要な方への専門的なサポートが求められます。

  • 重度の行動障害や医療的ケアが必要な方への対応
  • 高齢化に対応した終末期(看取り)の支援

 

また、利用者の暮らしの質を向上させるため、居室の個室化や、少人数のグループで暮らす「ユニット化」を進め、より「家」に近い環境にしていくことが重要だとされました。

 

3.今後の障害福祉計画とグループホームの役割

これまで「施設入所を待っている人」と捉えられていた方々のニーズは、実はグループホームや一人暮らしなど、様々な「暮らし方」への希望が含まれていると再認識されました。

今後、こうしたニーズを正確に把握していくための議論が続けられます。

グループホームの質向上も必須

施設入所者を減らすという目標は重要ですが、単にグループホームに移行すれば良いわけではありません。

グループホームもまた、ご本人の意思決定を尊重し、地域に開かれた運営を推進する必要があります。特に、重度な障害や医療的ケアに対応できるグループホームを増やしていくことが、これからの課題となります。

4.求められる対応力

今回の検討会は、障害のある方が地域で安心して暮らせる社会の実現に向けて、私たち支援者が何をすべきかを改めて考える良い機会となりました。

私たちATLIFEは、この議論で示された方向性を踏まえ、地域の福祉ニーズに応える「対応力」で貢献していきます。

また、ご家族や支援機関との密な連携を通じて、一人ひとりの「自分らしい暮らし」を全力でサポートし、誰もが地域で安心して暮らせる社会の実現に寄与したいと考えています。

 

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2025年10月2日
Writer yamane